セリエA所属のパルマFCが破産

セリエA所属の名門クラブ、パルマFCが裁判所から破産宣告を受けました。

パルマFCといえば、日本ではかつて元日本代表の中田英寿さんが所属していたクラブとして有名です。それもあってか、このニュースは本日の日本経済新聞や読売新聞などの主要紙でも取り上げられていました。ただ、パルマFCの財政難は今に始まったことではなく、先月も給料の未払いや選手の放出、借金が原因で買い手がつき難いことが報じられています。イタリアの有名スポーツ紙である『ガゼッタ・デロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)』の記事によれば、負債総額は約281億円(€218,446,754.61)にも及ぶそうで、クラブを1ユーロで買ったとされる新オーナー、ジャンピエトロ・マネンティ(Giampietro Manenti)氏もマネーロンダリングと横領の容疑で逮捕されているそうです。

この相次ぐ財政問題によりクラブの運営自体も立ち行かなくなり、今シーズンの残りの日程を戦えるかどうかも不透明となりました。90年代は国内外でタイトルを獲得したパルマ、何とか立ち直ってほしいものです。